美容師をしながらメイクのスキルを高めていきたいと思っていたので、SABFAのことが以前から気になっていました。毎日通うことはできませんが、週1回のコースであれば仕事をしながら通えると思ったので、「これを機に改めて学んでみよう」と思ったことがアドバンスメイクアップコースを受講したきっかけです。

印象的だった講義は「資生堂の美容理論」です。顔のバランスや質感に対して、とても細かく理論的に考えられており、感覚の鈍い自分でも理解しやすいと感じました。また、座学よりも実習を重視した授業が多く組まれており、メイクのデモンストレーションを見て学びながら、常に自分の手を動かしていたので、技術を体に染み込ませることができました。

ビューティーのメイクは好きな分野だったため楽しかったのですが、年代別やコレクションメイクなどの内容は苦手分野だったため、苦しんだのも事実です。しかし今振り返ると、非日常なメイクなど自分のキャパシティーを超える内容を行えたからこそ成長できたことを実感しています。自分の殻を破るような感覚で、メイクに関する視野や感性を研ぎ澄ませることができました。

また、さまざまな現場で活躍されている講師の方から学べたところや、ビューティー誌の撮影からコレクションメイクなど、アーティストの方のそれぞれのこだわりを学べたことも貴重でした。

一言でメイクといっても、撮影のヘアメイクやコレクションの現場など、さまざまな道があると思います。その中でも私は、一般の女性を対象にした事業を構築し、メイクサービスの文化を創ることを考えているところです。

これからは、人為的に作られたものよりも、リアルなものが求められる世の中になり、メイクもリアルなものが重要視されると思っています。そのため、基礎の部分からメリハリを効かせた幅広いメイクを勉強できたことは、人生の糧となりましたし、今後の事業にも間違いなく活かしていけると感じています。

コースは修了しましたが、まだまだ未熟なところもありますので、スポットでセミナーに参加するなど、SABFAでまた新しい学びの機会をいただけるとうれしいです。

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