阿部 亜沙子
クリエイティブヘアコース
2025年卒業・1期
SABFAを知ったきっかけは、勤めているサロンの店長がほぼ毎日のように練習する姿でした。「キレイなシニヨンだなぁ」と思って声をかけると、店長からは「いや、この毛流れが、質感が……」と、どんどん改善点が出てくるのです。日を追うごとに本当にクオリティが上がり、どう改善したのかが気になって店長の練習を見ていると、こだわりを説明してくれました。聞けば聞くほど、「これが本物のプロの仕事なんだ」と胸が熱くなりました。
ちょうど私は、子育ての影響で長いブランクと長いアシスタント期間を経て、今のお店に転職してようやくスタイリスト1年目という状況でした。キャリアに反して年齢がいってるし、見た目はベテラン(笑)。ここからの美容師人生を長く続けるには確固たる技術が必要だと感じていました。
そんなタイミングで、さらにSABFAを強く意識する出来事がありました。店長のSABFA仲間からのお仕事で、ファッションショーのお手伝いをすることになりました。どうせやるならこの本物の技術を少しでも習得したいと思い、私も練習できる日は手を動かしていました。いざやってみると、気にしなければいけないことが多すぎて、滅入ることばかりでしたが、プロの世界に足を踏み入れたからには……と覚悟だけは謎に立派でした(笑)。
実際、ファッションショーではできた部分、できなかった部分、いろいろありました。
でもこの経験で得た悔しさと楽しさが、「SABFAに行くしかない」という確信に変わりました。
この文章を書いている今は、修了制作を終えたばかり。正直、今はほっとしています。
撮影を終えるまでは本当に不安で、毎日練習に追われていました。
振り返ると、この半年間はジェットコースターのようでした。超一流の講師陣の技術を目の前で見られることは楽しくてワクワクが止まらないけれど、自分でスタイルを作ればその差が歴然すぎてどん底に……。
そんなことを半年間の中で繰り返しているうちに、仲間たちとも打ち解け、励まし合ったり、刺激されたりしながら同じゴールに向かった日々でした。
最後の修了制作は、これまでの悔しさも感謝も全部ぶつける場になりました。
きっとこの作品を見るたびに、この時に感じたこと、先生や先輩、仲間たちからの言葉、さまざまなことを思い出し、自分の人生を後押ししてくれると思います。
まだまだ課題も山積みですが、これからもたくさん挑戦をして、少しでも美容界に貢献できるよう頑張りたいです。
SABFAで、クリエイションの楽しさと深みを再確認!
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ネットのメイク動画と
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